とってもK2学園       *戻る


   *内容

・謎のK2学園での愉快な(?)騒ぎ。読者ページ。子供の葉書の紹介、掲載。ファッションやモンスターなどのデザインの場合はいくたがリライトする。ともあれ流れは読者まかせなので、話がどーなるのか最期まで作者も読めなかった。

   *登場人物

〈生徒〉 *生徒の名前は、ダジャレー以外、どういわけかみんなハーブの名称。

パセリ ・セージ ・タラゴン ・ダジャレー
★K2学園の案内役。元気が取り柄の女の子。モンスターが最大の苦手なのだが、可愛いモンスターは逆に大好き。頭身が低いのがタマにキズだ。タラゴンと仲良し。 ★K2学園の案内役。ちょっとおたくな男の子。小2のくせにノートパソコンを持ち歩き、葉書の整理からメカの操作、ハッキングに至るまで何でもやってしまう。時々女の子用のファッションを着せられるのが最大の悩み。 ★もんす太郎に造られたドラゴンネコ。「〜だったら」という「たら言葉」で喋る。もんす曰く「火を吹く予定で造ったのに、穏和になってしまった失敗作」。パセリやセージのペットと化している。 ★放送部部長。読者の考えたギャグ、ダジャレ等を紹介するのが仕事。「〜のだ」という「のだ言葉」で喋る。夢はウケの狙えるアイドルになって、ひいてはお笑いで世界を征服する事らしい。
※一説によると、「貧民通信」のあろえの別バージョン。 ※一説によると、「アブナーズ」の相田博の進化形態。 ※「ニャー○」に似ている、という話もある。  

〈ファッションガールズ〉 *読者のファッションデザインを紹介するため、9月に転校してきたモデル軍団。

                   パセリ一人では人数不足、かつ頭身不足であるため、登場となった。

・ローズマリー ・ナツメグ ・バジル
★ファッションガールズのリーダー。見かけの可愛さに相反し、天衣無縫の性格破綻者で、「自分さえ良けりゃーそれで良い」が信条。パセリ以上にモンスターが苦手。 ★サブリーダー。ローズマリーよりは平凡な常識人。ドレッシーなお洋服担当。 ★一番背が高い。コート系や、ちょっと大人っぽいお洋服担当。

・シナモン ・ロリエ
★純和風な感じの女の子。黒を多用した物、もしくはシックなお洋服担当。 ★一番小柄。ちょっとサリーちゃん風な、巻き毛の女の子。子供っぽいお洋服担当。

〈先生〉

・もんす 太郎 ・あめろ なめえ ・えだ かきのすけ
★理科教師。K2学園の事実上の支配者(?)。モンスター担当で、読者の考えた怪物を培養・育成しているため、理科室は常に、彼の製作したバケモンであふれかえっている。夢は自作のモンスターで、世界を征服する事だ。 ★家庭科教師。ファッション担当で、読者のデザインした服を作る。洋服フェチでドレス命。モデルがいなければ、男子だろうがオヤジだろうが、見境なくドレスを着せたがるのが欠点。 ★図画教師。読者のイラスト担当。評価して、ポイントを決めているのはこの人らしい。困った点は、この容姿で「〜なのよ」と女コトバを喋る事。
※一説によると、「アブナーズ」の森先生の本来の姿。 ※名前の原典は… あまり問わないで欲しい。  

・こう さくじ ・国語 読本(くにがたりどくもと)
★工作担当。読者から「メカデザイン」が寄せられるようになった為、急遽教師の仲間入りをした。ただのおっさんにしか見えないが、子供の考えたとんでもないメカを造ってしまうのだから、実はスゴイ人かも知れない。 ★国語担当。この先生は読者から寄せられたキャラであり、いくた作ではない。一度だけの登場のつもりが、佐野史郎風のすっとぼけた感じが気に入り、ついレギュラー化。ポエムや回文などを担当させようと思ったのに、スペースの関係で果たせず、「ウロウロしてボケを入れる」だけの存在になってしまった。
※実は、予告カットで登場した大工のオヤジが転職した、という説もある。  

   *内輪話

その1

 初めてこういう物を担当したおかげで、実際に「子供の書いた葉書」を大量に見る事ができ、色々と勉強になった。子供の感性というのはおしなべてスゴイ。…しかし、やっぱりどのジャンルにも「群を抜いて頭角を現す」奴というのが2〜3人はいるもので、デザインにしろ何にしろ、ちょっとレベルが別なんだよね。何べんも送ってくれるのに、どーしても載せられない子が可哀想で仕方なかった。

 それでもボツはボツである。載らなかった人、どーか自らを鍛え、この厳しい世間を渡りきって欲しい。

その2 

 担当編集者は、どういう訳か最期まで「ダジャレー」を覚えてくれず、「ダジャーレ」と呼んでいた。そんな彼もこの仕事の間にめでたく結婚しました。

その3

 「あめろ先生」は始め長髪だったのだが、この頃「アムロちゃん」がショートカットになってしまい、あわてて変更した。突然イメチェンしないでほしいわ、ホント…(そんなんアムロちゃんの勝手でしょ)

その4

 実は、「K2」の初回は病院で描いたのである。ちょうどこの頃、巨大な子宮筋腫の存在が発覚して、手術のため入院するハメになったのだ。仕方なく、病室にはマンガ道具一式をこっそりお持ち込みである。夜中に、看護婦さんの見回りを警戒しながら、フトンかぶって灯りが漏れないようにして頑張った。コーヒーはがぶ飲みするわ、不良少女みたくタバコは隠れて吸うわ、それを医者に見つかりかけて大目玉食らうわ、ほんと病院始まって以来の最低患者だったろうと思う。ちなみに入院中、「風来のシレンU」ゲームボーイ版もクリアしました。

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