おいで緑一荘                       *戻る


《「おいで緑一荘」について》

・「緑一荘」は、「パイが好き!」こと「セイガク雀鬼ホーテ」連載終了後に、同別冊漫画タウンに連載され、短期間で打ち切られた麻雀漫画である。ずっと高校生に麻雀させていたので、やはりこれはまずかろうと、今度は大学生を主人公にした。それはいいのだが… 新しく担当に付いた編集の言った一言は、「ラブコメをお願いします」であった。…蒼白になるいくた。さらに追い打ちを掛けるように「大島弓子みたいな…」(あれってラブコメなのか??) 大苦悶の中。いくたは頑張った。戦った。しかし…いくたにラブコメは難しい! 連載の最後の方では原稿が遅れ、オチかけ、凄まじく荒れた絵になってしまった。話自体は割と気に入っていたのに、ただそれだけが今でも悔やまれる作品である。原稿はあるから、今、絵を直したっていいのだが、直したところで出版できるアテは何もない。とりあえずこちらに記載する次第である。

  登場人物

高尾緑一

沢村つつじ

樋口圭介

桂志穂子

高尾可奈江

・主人公。名前は麻雀の役、緑一色から来て「りゅういち」と読む。麻雀狂の父が付けた。緑一荘店長で大学生。性格は、いい奴だが頑固一徹。

・緑一のいとこ。美術短大生。元気で明朗。一生懸命緑一の世話を焼くが、相手の意地っ張りな性格が災いし、なかなかうまくいかない。

・緑一の親友。B型で「短小軽薄」が身上。しかし、何かと騒ぎを巻き起こす、美人の志穂を彼女にした為に、恋と人生に悩むようになる。

・京都出身の女性。学業は休業中。樋口の彼女。物腰は穏やかで女らしいが、実は過去に大失恋をしており、その恋愛観はいささか壊れている。

・緑一の母。夫(緑一の父)に放浪癖があるため、一人で店や、手に職を持って緑一を育てて来た。美人でプライドが高く、カッコ悪い生き方が嫌い。

 

 

  おいで緑一荘 全編サブタイトル (0のみ単発。本編タイトルとなっている)

タイトル

ページ数

あらすじ

春先大三元

18

客の入らない喫茶店、「緑一荘」。経営者は大学生の主人公、「緑一」。店をなんとか盛り上げようと、いとこの「つつじ」はある秘策を持ち込むが…

オーラス・キオト・レディ

20

緑一荘に新しくウェイトレスがやって来る。緑一の親友、樋口の彼女である志穂子。美女の登場につつじの心は騒ぐ。

リーチ・トゥアールヌーヴォ

20

志穂が緑一荘に預けた、アールヌーヴォの不思議な壺を巡り、騒動が持ち上がる。

デイドリーム・オタウィンド

20

樋口がアメリカに留学? 緑一に見合い話? また、志穂は町で昔の彼氏と再会。微妙に揺れ動く人間関係。

ザ・ハイテイ・ティーパーテイ

18

緑一の母、可奈江が過労で倒れる。無理な喫茶店経営をやめ、就職しろと迫るつつじの母。果たして緑一は意地を通すのか。

チェリーブロッサム・ウォリアーズ

18

志穂の昔の彼氏と樋口が、ついに麻雀で対決。一方つつじは、緑一と志穂の仲を誤解し…

ゴーン・ウィズ・ザ・チーチャ

16

放浪していた緑一の父が、緑一荘に帰って来る。そして最後のパーティーの後、緑一荘は閉店する。いつか再開する事を誓いながら。